経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

土地を放棄したい時に活用できる方法と実際のところ

土地を放棄したい・・・。
でも、どこでどう頼めばいいのかわからないし、面倒な事はイヤだしな・・・。

そんな時にどうすればいいのかという方法をいくつかまとめさせて頂きました。

結論から言えば、専門家や公的機関などを頼るのがベターであるという事になるのですが、様々な事情により、どの選択肢を選ぶのかがベストなのかは変わってきますので、あなたのこれからの一助として参考にしてみてください。

土地を放棄するための取れる方法と実際

日本は小さな島国です。すべての土地に所有者が居て、シッカリと有効活用されていて・・・となるのかとなると、実際は違うのが現状です。

今の日本では所有者不明の土地や、土地の管理に手が行き届かずに活用しきれていない土地が増えてきていると言います。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shoyushafumei/dai2/siryou1-2.pdf

あなた個人としても、固定資産税の支払いや、活用していない土地を相続するために税金を支払うであったり、所有する土地で関連するトラブルなどに巻き込まれてわずらわしい思いをしたくないという考えもおありかと思います。

もちろん、売却するという方法もあります。

ただ、田舎の土地などはなかなか買い手がつかない事が多いため、買い手がつくまで払い続けた固定資産税や維持管理費と売却額や諸手続きの差引をしてみるとマイナスになる事もありますので、放棄するという選択を取る方が増えてます。

では、放棄する時にはどうすればいいのか。
また放棄する以外に、どのような方法があるのかをまとめました。

土地を寄付する

売却をしようにも買い手がつかない場合、土地を寄付するという方法もあります。

自治体や個人、法人などに土地を寄付する事で放棄したい土地をまるごと譲渡する事になるのですが、譲渡の場合の手続きはやや煩雑なため、1円で売却したカタチにして売却の手続きを進める事もあります。

ただし、買い手がつかないほどの不要な土地を、寄付とはいえ引き取ってくれる人がいるのかどうかという面で問題があります。

所有権の放棄

土地の所有権を放棄する手続きをし、民法第239条に則って国庫に帰属するという形を取るという方法が1つにあるのですが、そう簡単にはいかないのが現状です。

(無主物の帰属)民法第239条
所有者のない動産は、所有の意思をもって占有することによって、その所有権を取得する。
2  所有者のない不動産は、国庫に帰属する。

ただ、実際には所有者が所有権を放棄することを認めないという判例があり、簡単に所有権を手放す事ができないようです。

https://tt-office.biz/houki/iranaihudousan/

相続放棄する

相続を放棄する事によって、土地の所有者が不在の状態にしてしまえば、放棄した事になるのでは・・・となります。

実際に所有者不明の土地になるのですが、その土地の次の所有者が見つかるまでは、その土地の前所有者に管理義務があります。

民法第940条
相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない。

そこで「相続財産管理人」という制度を利用する方法があります。

所有者不明の土地を管理するという役目を担う相続財産管理人ですが、相続財産管理人には何のメリットもありませんので、喜んで引き受ける人はそう居ません。

実際のところ、土地の所有権を放棄したとしても、管理の義務から逃れる事はありません。

土地を放棄する方法は・・・ないに等しいです

土地を放棄しようとしても、なかなか完全に手放す事ができないというのが現状です。

とはいえ、土地を遊ばせておく事で損なう国益の大きさから、国が放棄土地の対策に動いており、政府が条件付きで放棄土地の管理を行うという記事もあります。

このような制度を上手に活用することで不要な土地を手放す事ができますが、先ずは、最寄りの弁護士、税理士、司法書士さんに一度相談されてみる事をオススメします。