経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

【日経一面】ゴーンショックを受けて日産が抱える課題

ゴーン社長の事件

早くも2カ月近くが経過していますが、その影響が日産にジワジワと出てきているようで、今後もその影響は増していくのではないか?という見方があります。

その影響は、ゴーン社長の功績がそのままダメージとなって出てきているようです。

www.nikkei.com

だからといって、ゴーン社長の件を大目に見ましょうって事ではありませんが、今後、世界最大規模に膨らんだ日産ルノーによる自動車連合の舵をどう切っていくのかは日本の産業にも少なからず影響を与えます。

そういう意味で、日産の今後に注目と言う記事が今朝の日経の一面でした。

 

ゴーンショック後の日産の影響

f:id:takeshi1127:20190112170140j:plain

今回のゴーンショックを受けて、日産とルノーにはどのような影響があるのかを、事前と事後で簡単に比較するとこうなります。

  ゴーン氏が居る ゴーン氏が居ない
メリット 日仏連合が機能していた 会社の私物化を防げる
デメリット ゴーン氏の手腕次第 日仏連合の機能が不透明

功績は、日産を復活させたことにあり、復活させただけではなく、世界最大規模の自動車グループにまで成長させたことにあります。

そうする事ができたのはゴーン氏に多くの権限が委譲され、ワンマンで手腕をふるえたことにありますが、そのデメリットとして、お金の流れもワンマン化できてしまったという事に在ります。

その影響として、日仏連合の土台がグラグラになり始めていて、誰がかじ取りをするのかという後任も定まっていないという所にあります。

つまり、次のような点が今後の日産グループの課題として残っているようです。

日産と仏ルノーの連携

出資関係にありますのでグループとしては存続していますが、今までのような連携力を発揮できるのかというと、そこには疑問が残ります。

ルノーの取締役も務めるゴーン氏が日産の社長でもあったからこそ、鶴の一声で動けた部分が、日産対ルノーという構図が組織内に出来つつあるのなら、今までのような連携は発揮できないかもしれません。

そうなると、生産から販売にまで影響が出てきます。

後任者選び

ゴーン氏が同じポジションについて今までどおりに・・・という事は考えられませんので、後任者を決めなくてはいけないと思います。

ただ、ゴーン氏のような実力を持っている後任者がそう簡単に見つけられるのかという悩みはあります。

ゴーン氏も自身で言ってることですが、世界的企業のトップとしては報酬があまりにも低いので、その報酬で世界的企業を引受けてくれる実力のあるトップを見つけるのは至難の業です。

加えて、トップに対する不信感が組織内には残っているでしょうから、どこまでトップが影響力を発揮できるのか、発揮するにしても、時間がかかるのでは?という懸念が残ります。

ゴーンショックを受けて日産が抱える課題についてのまとめ

日産とルノーのように、グローバル連合は失敗例が多かったそうです。
その中で日産が成功したのは、次のような背景があるようです。

 日仏連合が成功例とされたのは、個社の主張や要求を抑えグループの「全体最適」を優先したからだ。それを可能にしたのがゴーン元会長だ。

グループ最適化を優先した結果の成功事例で、それを可能にしたゴーン元会長の手腕によるところなのですが、結果的に、それがワンマンで私物化できる流れを作ってしまったというのが皮肉なところです。

とはいえ、今の状態のままでOKではありませんので、日産が前進するためには後任者と組織構造の着地点を早く見つける事が求められます。

良くも悪くもトップの人選次第で会社の方向や色が決まるという教訓を得たゴーンショックですが、そういう事もあったから今があると言える日産になる事を願うばかりです。

管理人の追伸

そういえば、ゴーン氏の事をミスタービーンと似てるよね?と言って、通じる世代と通じない世代があるよね。

通じない世代にミスタービーンと似てるよね?と言ってポカーンとされた時の「うわ!滑った!!」ってショックと、「年とったな・・・俺」というショック、これもゴーンショックと呼んでもいいのだろうか・・・。

 

日産自動車 極秘ファイル 2300枚―「絶対的権力者」と戦ったある課長の死闘7年間

日産自動車 極秘ファイル 2300枚―「絶対的権力者」と戦ったある課長の死闘7年間