経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

【日経一面】米中貿易戦争に見るトランプ大統領の中国戦略の通過点

世界経済を後退させている

その大きな要因とみられているのが、米中の関係性。

数字にもその悪影響ぶりがありありとみて取れて、それが今後も続くし、ダメージを回復するにも時間がかかる・・・という見方が市場に広まっています。

www.nikkei.com

そもそも、なぜこのような事になったのか。

それはトランプ大統領が中国に大幅に関税をかけた事が発端にあると思います。

感情的な大統領がまたスゴイことを言い出したぞ・・・と当時は思っていたけど、数字と対応を見ていると、もしかして、これってぜーんぶ戦略として始めから組み立てられていたのでは?という見方も出来たりもしています。

 

米中貿易戦争での中国国内の影響マトリクス

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米中貿易戦争の状態が続けば、世界に悪影響を与える。

だから、一刻も早くその関係性を改善してほしい!というのが他国の想いではありますが、トランプ大統領はどこふく風です。

そして、その米中貿易戦争の影響への対処を見てみると、中国の産業力、経済力をじわじわと奪っています。

  国内で対応 国外へ対応
生産業 減産して対応するので、輸入が減る
→ 中国へ輸出している国はダメージを受ける
中国内での生産を辞めて他国へ移転
→ 中国内の雇用が減る
販売業 景気の悪化でモノが売れないし、輸入販売は価格を上げなくてはいけない
→ さらに売れない状態になる
中国での販売を諦めて他国へ移動
→ 中国内の雇用が減る

中国国内で生産して、中国国内で販売する。
そういう形を取っている企業の中で、外資の企業は中国からの撤退という動きが出始めています。

中国国内にとどまる米国の販売業は、価格を上げざるを得ないので、価格を上げて営業を続けていますが、価格を上げても売れ続けるという景気に中国はありません。

また、中国へ輸出している他国は中国の経済力、販売力の低下の影響を受けはじめています。日本や韓国などのアジアはもろにそうです。

日本は、それを見越してかたまたまなのか、TPPやEPAによって中国を抜きにした貿易圏を構築し稼働し始めましたので、こちらが軌道に乗ると、中国に頼りきらない経済を構築できます。

これらを中国視点で見ると、中国は輸出も輸入もダメージを受けていて、なおかつ、国内から生産拠点の撤退などがで始まると、雇用にも影響がでます。

国力低下の悪循環にはまっています。

これをアメリカのトランプ大統領が始めから描いていたのでは?と、今は思っています。

アメリカの企業の生産拠点の国内移管

トランプ大統領が、就任間もなくのころに国内企業は海外に工場を作らずに、国内に作ってくれ!と何度も言ってました。

人件費や輸送費等々を考えると、それは価格の上昇につながり、売上にも少なからず影響があるので・・・って事で渋る企業が多いのに、それでも言っていた。

これは、国内の雇用を強くするためという理由もありますが、中国を叩きたいという思惑の布石なら、一理あるんじゃないかな?と思います。

国内の雇用を確保して、足元の経済を強くする。
そうする事で他国に強気に出やすくなる。

加えて、中国で製造しているアメリカの企業が中国から撤退すれば、中国の経済を弱くする。技術も盗まれない。

その上で貿易戦争状態に持ち込めれば、ブランド力で勝るアメリカが勝つのでは?という計算なのでは?と。

中国製品のブランド力がまだ弱い

アメリカと中国の圧倒的な違いは、製品のブランド力だと思います。

実際の性能面では大差がなくても、中国製品はどこか怖いよね・・・という不安がある。そのうちに、中国の出る杭を打ってやろう!という考え方なんじゃないか?と。

スマートフォンの一大ブランドと言えばアイフォンだけど、それと肩を並べる存在が中国にはまだない。自動車も中国ブランドはまだ。

まだまだ中国がブランド力で勝負できない。

中国が自国の製品を買ってくれと他国でアピールしても、他国の人達は二の足を踏むだろう。
(三の足を踏むためにも、技術流出の恐れがある確たる証拠を世界につきつけたりもした)

大量生産と大量消費で中国は分があるかもしれないが、大量販売ではまだ勝てないという部分に目を付けたのではないか?と。

軍事力と経済力で勝るうちに牙を抜く

軍事力と経済力の伸びをみると、早晩、中国が世界一になる日がくるとする意見も多くあります。

もし、中国が世界一になった時に、そこを逆転するのはそう簡単ではない。

でも、二番目に位置している時なら、まだまだ叩ける。勝てる。
だから、今のうちに手を打ってアメリカイズナンバーワンを盤石にしたい。

そんな思いもあるのではないか?と。

そういう意味でも、トランプ大統領が任期中にしたい事は、中国を徹底的に叩くことのような気もします。

トランプ大統領は任期中に中国を叩きたいのかも

トランプ大統領激推しな事を書きました。

以前からそうではなく、むしろ、戦争状態を好まない平和主義な僕としては、この人はほんと血の気が濃いな・・・という、むしろ嫌い側に居ました。

でも、米中貿易戦争で中国が受けているダメージを見ているうちに、これらは全て、トランプ大統領が仕掛けたことばかりだよね・・・と思うようになり、もしそうだとしたら、いつからそれを考えていたのだろう?

あれ?
工場を米国内に移すという考え方を打ち出した時点で、ここまでを想定していたんじゃないのか?

感情的で、急に何を言い出すのかわからないけど、言えば実行しそうな雰囲気がある。

だから、この人ならやりかねないというキャラクターを世間に植え付けるというキャラクターさえも、実は戦略の一部に組み込まれているのでは?

中国を叩くという事が第一目標であり、任期の半分を超えた今、山場に差し掛かっている。
勝利を手にして、後片付けをしたらちょうど4年ぐらいなんじゃないか?

もしそうなら、トランプ大統領ってスゴイし怖い・・・
そんな事を今朝の記事を読んでふと考えさせられました。

さて次は中国のターンです。
デッキに何をセットするのだろう?

 

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