経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

【日経一面】再生医療の実用が本格化するための課題

再生医療の実用化

いよいよその動きが本格的になりつつあるそうです。

www.nikkei.com

先ずはひざ関節の治療に用いられるようです。
技術的な面はもとより、市場的にも期待できるという判断から、先ずはひざ関節の再生医療からとなったようです。

その後、さらなる発展が期待されますね・・・。

というわけで、今後の再生医療の展開について踏まえて、あれこれと憶測を書きたいと思います。

 

再生医療の市場化の課題マトリクス

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再生医療の市場化が、なぜ先ずひざ関節からなのか?
他の治療にも応用できるんじゃないのか?という疑問を記事を読んで感じました。

その答えは市場規模に他なりませんが、それとプラスして、費用面が課題として残っているようで、その費用面での目途をつけやすいという事からの判断のようです。

  技術的に問題ある 技術的に問題なし
費用面で問題なし 再生医療が浸透した後に起きる ここを目指す
費用面で問題あり 今まではここに該当していた 今のひざ治療のはここに該当する

今後は保険などの費用を抑えるための働きかけを強め、さらなる普及に目指すようです。

技術的にクリアされていても、費用面でクリアできていない。
普及の障害になるのは、実は技術的な水準よりも費用面という問題かもしれません。

歯や毛の再生医療のほうが市場規模はありそうだけど

市場規模という視点だけで言えば、歯や毛に関わる再生医療に着手したほうが市場規模は大きいように思います。

でも、そちらよりもひざ関節の治療の先ず白羽の矢を立てたということ。

なぜだろうな・・・と色々と考えてもみましたが、保険の適用の有無を軸にすると、後回しにせざるを得ない事情もなんとなくわかります。

歯は保険適用範囲で十分に治療を受けられるので、そこに再生医療を保険適用内として浸透させるのはハードルが高い。

(保険適用内の歯の治療は障害の除去であって元通りに再生するというものではありませんので、再生医療が入り込む余地はあると思うのですが・・・)

髪の毛(いわゆる薄毛)は、市場規模が大きいけど、病気ではありませんので、再生医療を安価で提供することもできません。

ニーズがありそうだけど、費用面の視点で再生医療が採用されないのだと思いますし、そういう意味で、歯や髪の毛はすごく後回しにされそうでもあります。

残念・・・。

市場化と再生医療の普及ということ

再生医療の導入が活発化されるジャンルは、市場規模として採算が取れそうで、技術的に問題がないと判断された分野であること。

難病などの命の危機に関わる場合は別として、市場化という観点で見れば、採算性が一つのキーワードになると思います。

再生医療を待ち望んでいる人達は多く居ると思いますが、その導入は市場規模に左右されるとしたら、今回のニュースと併せて、次のような事が課題と言いますか、ポイントになってくるかな・・・と思います。

検査して認定される

それが病気であると認定されて、その治療方法が確立されているもの。
医療の対象となるのは、そういう条件があると思います。

つまり、先ずは病気として認定されること。
次に、治療方法が確立されていること。

この2つが条件をクリアしたものが、再生医療も踏まえて、治療の対象となると思います。

市場規模の大きな分野から再生医療が導入されるのだとしたら、それが病気であると広く認知されるための技術の浸透がカギになるのかな・・・と思います。

そのあたりは、実はAIの進歩が分岐点になるんじゃないかな・・・とか思ってたりもします。

保険の適用範囲

先立つものがなければ何もできないというのが資本主義経済の中で生きる上での掟でもあります。

再生医療も、お金がなければ受ける事ができませんが、そこで役に立つのが保険制度です。

その保険が適用されるのかどうかが、一つのポイントになります。

特に社会保障費の削減を求める空気がある中で、保険の適用範囲を広げる動きはそう簡単に起こせるものではないと思いますので、保険が適用されるのかどうかが再生医療の普及のカギを握っていると思います。

もしくは、驚くほど安価で提供できるぐらいに技術が進歩すればいいのですが、技術の進歩にも費用と採算性は重要ですしね。

再生医療の普及が日本の経済的な問題を解決する

再生医療によって、健康な時と同じような肉体を手に入れる。

これがさらに進んでいくと、医療費の削減だけではなく、労働力の確保という面でも社会的な貢献度はとても大きいと思います。

人手不足であえぐ業界が多かったり、健康寿命と肉体寿命の問題であったりと、”活発に健康的に動く”という事が大きなテーマになってきています。

それらの問題を一気に解決できる可能性がある再生医療が更に浸透してくれると嬉しいな・・・と思う限りです。

くどいかもしれませんが、歯と髪の毛の業界にまで浸透してくれ!と願うばかりです。

泣いて喜ぶ人は多いと思います。

医療業界で働いている方、大変だと思いますが、無理のない範囲で頑張ってください!

あなたたちの頑張りは幸せに繋がってます。

 

日本における再生医療の真実 (幻冬舎ルネッサンス新書)

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