経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

【日経一面】2019年大発会の大幅暴落をリーマンショック同等と見る1つの違和感

2019年の大発会

大幅暴落でスタートしました。
その下落幅は2008年のリーマンショックの時の下落幅に次ぐ大きさだとか。

www.nikkei.com

景気後退局面に入った感が強い気がしますし、そういう方向性でのニュースが多くみられます。

米国の中国の関係性、中国の内需の不調などなど、世界経済を大きく左右する課題が長引いているうえに、先行きも不透明である事から、当然の流れだとも言えます。

ただ、これをリーマンショックと同じレベルだとするのはどうなのだろう・・・という気もします。

当時と今、全てが同じ条件で投資市場が動いているのかと考えると、そうじゃないはずですので。

 

2019年の大発会の大幅下落の要因マトリクス

f:id:takeshi1127:20190105102816j:plain

2019年の大発会の大幅下落の要因は世界経済の先行き不透明感を嫌った投資家さんが、株式などのリスクのある資産から、国債や金などの低リスク資産へと資産を移動させたことが影響しています。

  景気の先行きが良い 景気の先行きが良くない
投資対象を低リスク資産 逆張り投資家の動き 現在
投資対象をリスク資産 景気が良い時の動き 逆張り投資家の動き

投資家が低リスク資産へと投資対象を切り替えたことで、景気は後退局面に入ったな・・・という見方のようです。

その理由はこのブログで昨年末から何度も書いている、米中の関係性の悪化、中国の景気が悪化している事により、中国へ輸出している企業の業績の悪化、米国の金融政策への不信感などが相まって、引き起こされています。 

matak.hatenablog.com 

matak.hatenablog.com

 

年始で特に大きな動きがない今、景気がよくなる要因が見つかりませんので、こういう動きになるのも仕方がないな・・・と思ったりもします。

投資家が投資先を変更するメカニズムの変化マトリクス

  自動取引が少ない 自動取引が多い
経済を数値化できる - 現代はここだという勘違い
経済を数値化できない 古き時代の取引方法 現実的にはまだここに居るのでは?

今回の大幅下落を受けて思うこと。
それは、株価が大幅に上がったとしても同じ事が言えるのですが、投資家の投資手段の変化です。

リーマンショック時と同じ程度の下げ幅だと言われると、またあの不景気がやってくるのか・・・とゲンナリしますが、あの当時と今では金融界のテクノロジーが大きく変わっていると思うのです。

簡単に言えば、自動取引が相当進歩しているはずです。

リーマンショック当時より、「ある数値がこのような変化をした場合、こううい行動をしなさい」とプログラムされたコンピューターによってなされる取引が増えているはずです。

指サインと電話での売り買いをしている取引場面なんて、今は昭和の風景ですしね。(きっと平成世代の人達は知らないと思います)

だから、下がる時には一気にドンと下がるし、上がる時にも一気にドンと上がりやすいのではないだろうか?と思うのです。

その事から次のような点を踏まえて、意識的に株価などの数値を追うほうが良いと思います。

数値化できていない何かが残っているかもしれない

AIの開発などでも言われている事ではありますが、コンピューターは基本的には数字のやり取りです。

数値化できているものにしか対応できません。

例えば、感情のような数字で表現する事が難しいものをAIで全て再現する事は、今のところは不可能であるとされています。(もちろん技術の進歩により、近い所にはいくとは思いますが)

景気の判断や株の取り引きにも、決断に要する感覚的なモノがまだ残されているかもしれません。
自動取引のアルゴリズムには、そこは反映されていないという事になります。

株価が大きく下がったとしても、それは数値化できている情報だけで判断された自動取引により影響である可能性も否めないと思います。

つまり、取引手段の主流が大きく変わった現代の株価の動きと過去の株価を比較して同程度という見方をするのはナンセンスなんじゃないの?と思うのです。

大発会の下落も軽く受け流すぐらいがフェアではないだろうか

日本は景気が良い!株価も好調だ!!

政府がそう発表するたびに、「いやいや、庶民はそう思ってませんけど」という声が挙がっていたと思います。

つまり、株価が現実の景気を正しく反映していないかもしれないという事だし、その感覚を信じてみても良いんじゃないかな?と思うのです。

今回の大発会の大幅下落も、同じぐらいの感覚で受け止めてみるのがフェアな対応なんじゃないかな?と思います。

「いやいや、そんな一気に落ち込むような事件も無かったやん」って感じで。

とはいえ、今のところ景気の先行きが明るくなるような材料がないのが現実ですからね。

特に日本は消費税率アップが控えてますから、景気が後退局面に入っている中での消費税率アップは冷や水中の冷や水ですしね。

他力本願になりますが、中国と米国が良い着地点を見つけて欲しいと願うばかりです。

 

この1冊でわかる世界経済の新常識2019

この1冊でわかる世界経済の新常識2019