経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

中国の技術力世界一は間近!?優良技術論文排出量世界一に見る中国の成長マトリクス

中国の技術力
いよいよ世界一を射程に収めているようです。

今朝の日本経済新聞の一面にはその事が大きく報じられていました。

www.nikkei.com

技術論文の中から、優秀と評される論文を集計し比較したところ、中国がダントツの成果を残しているようです。

日本はもとより、米国よりも多くの優秀な論文を排出しているということ。

近い将来中国が世界一の技術大国になると思われますし、そうなると、経済・軍事両面で大きな影響を与える事になると思われます。

喜ばしいのか、喜ばしくないのかわからない所ですが(本音では怖いですが)、中国が技術大国になる事を前提にこれからを想像する事が大切なように思います。

 

中国の技術論文の変化マトリクス

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  多く作れない 多く作れる
質が良い
質が悪い

中国の技術論文は、数は多いが質が悪い(B)と揶揄されていました。

数が多くても質が悪いなら取るに足らないね・・・と思っていたら、質が追いつき、とうとう質の面でも他国を量がする(A)にまで至っています。

論文を作る筋力が育った。
その筋力を活かしてペースを落とさずに質を高める方向へとエネルギーを再配分して、質が高まったと見るべきかもしれませんね。

その事により、産業の中心が本格的に中国になる日はいよいよ近いと見るべきか、いや、まだまだだよな・・・とみるべきか。

僕は中国が名実ともに世界の経済トップになる日はそう遠くないような気がしています。

量が質に転化した

論文の質が上がったという事から、僕たちが学ぶべきは、数稽古をこなす事の大切さなのかもしれません。

数をこなす事で、それをやりぬくチカラを育む。
こなすチカラが育った所で、次は質を高める方向へとシフトする。

2段階に成長のステップを踏んだことにより、質も量も圧倒する結果を生み出せていると思います。

ポイントは、いきなり質を求めたということではないというコトです。

質が大切なのは言うまでもありませんが、現時点で出せる質を大量に出すという、大量のアウトプットに軸足を置いていた。

ココは僕たちの日常の仕事や生活の中でも活かしていける事なんじゃないかな?と思います。

技術が利益の源泉になる

技術が長期的経済成長の源泉になる。
そのような理論をまとめたものが、2018年のノーベル経済学賞に輝きました。

厳密にはイノベーション(技術革新)が経済を成長させるという理論なのですが、技術革新を起こすためには基礎技術、応用技術など技術力が土台になります。

その技術力において中国は世界一と呼べる所にまで来ているし、近い将来それは間違いがないと世界が認める日が来るかと思います。

長期的な利益の源泉になるのは技術力である。
中国はその土台を着々と備えてきたという事になります。

方針に大量のパワーを注ぐということ

  方針が無い 方針がある
関わる人が多い
関わる人が少ない

中国の凄さは、大量の人口を抱えつつ、それを一つの方向に向かわせ続けているという事にあるかと思います。

日本の10倍の人口を抱え、その人口が一斉に同じ方向に向いて進めば、進歩も成長も単純に10倍速です。

1つの方向に多くの人ががむしゃらに向かうと言うこと。
それを実現し続けている事が中国の強みであり、また弱点でもあると言えるかもしれません。

成長期の日本もそうだった

日本も経済成長が著しい昭和中期から後期にかけて、同じ事が起きていました。

産めや増やせで人口を増やし、大量に作って大量に消費して経済を成長させてきました。

しかし、時代が平成に変わる前にその方向性で頭打ちをしてしまい、迷走のような状態で長らく居続けているように僕は感じています。

中国は大量の人口で大量消費を生んで経済のエンジンを回し続け、同時に技術面でも先進国に並ぼうとしてきた。

その結果として今があると思います。

中国の悪しき面もありますが、このような産業の発展のために国が先頭に立ってビジョンを打ち立てて、官民一体で推進していくという力は、すごいな・・・と感心させられます。

負けるが勝ちを中国が演じたら・・・

現時点での懸念材料と言えば、米中の貿易戦争です。

ファーウェイの一件に代表されるように、中国が米国の技術を盗もうとしているとして、米国はかなりご立腹です。

ところが、今朝の日経新聞は、技術面では近い将来に中国は世界ナンバー1の地位を得る日が近いというものでありました。

もしそうなのだとしたら、米国は中国との関係を今のままで居る事にメリットが薄いという見方もできます。

もし、中国が今は負けておくという一歩譲るしたたかさを発揮した場合、いよいよマズイ気がします。

円満で上手くやっていきつつ、自国内では技術革新をドンドン進めていき、他国を圧倒できるようになってから、要望を通す。

そんな戦略で他国と渡り合うようになると、もう手がつけられないかもしれません。

世界的に吉と出るか凶と出るか。
2019年、どうなるんでしょうね・・・。

 

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