経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

ネット活用でコスパアップ。在宅診療で薬も宅配という国の方針変更マトリクス

在宅での診療

そんな流れが本格化するようです。

www.nikkei.com

厚生労働省が自宅にいながら処方薬を入手できる仕組みをつくる方針を固めたようです。

現状もオンラインで診療はできるのですが、処方薬は薬局へ出向いて調合して頂く事が必須となっていたため、その点に関する不便さがどうしても残っていました。

そこを自宅での診療を本格化させるために、自宅に処方薬を宅配できるようにする方針へと舵を切ったというもので、実現すれば、病院や薬局に出向かなくても投薬による治療が可能となります。

スゴイですね・・・。

感覚的に「それで大丈夫?」と僕は思っているのですが、診療費を抑制させつつ社会保障を維持するためにはやむを得ないのかもしれませんね。

 

在宅診療を本格化するためのマトリクス

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今朝の日経新聞の在宅診療のニュースをギュッとマトリクスにまとめるとこうなります。

  診察は病院だけ 診察を自宅でもできる
薬を宅配できるようにする  
薬は薬局のみで受け取る

以前は診察は病院だけで、お薬は薬局で貰うモノでした。(B)

ただ、ネットでのオンライン診察が解禁になったことで、診察は自宅でもできるようになりましたが、お薬は薬局じゃないとダメだよってのが現在です。(A)

それをお薬を宅配できるようにしる方針に変更することで、診療も自宅でできるし、お薬を自宅に居ながら受け取れる環境を作りましょうというのが今朝のニュースです。(◎)

ただ、日本薬剤師会が薬の宅配という形に猛反発しています。

日本薬剤師会は対面の服薬指導が「安全な薬物療法を確保するうえで極めて重要」としている。

薬の服用方法などをシッカリと伝えなければ、間違った服用方法をする人がいるよねって事なのですが、たとえ制限つきであっても薬の宅配も進めていこうというのが今回の方針のようです。

(対面で指導したとしても、本人がその通りに服用するのかどうかはその当人の責任だと思うので、服薬指導がそれほど大切なのかな・・・と僕は思うのですが)

診察もお薬も全て病院や薬局を介さずに完了できるようにする事で、医療に関するお金などの大きな問題が改善する方向に向かえば良いな・・・と思います。

もちろん、それに伴う問題も当然あるのでしょうが、それはそれ。
適時対応して、時代にあった最適解を探っていくしかないと僕は思います。

情報共有化とモノ・人の移動の制限を解除という考え方マトリクス

今回の在宅での診療を更に受けやすくするための方針は、時代の流れと言ってもいいのかな・・・とは思います。

情報を共有化することで、人が”行かなくても良い”状態を作る。
ITが生み出す代表的な変革スタイルだと僕は思っています。

  ヒト・モノの移動が不可欠 ヒト・モノの移動は不可欠ではない
情報を共有する 規制や慣習による ネットを活用した最適解
情報を共有しない・できない ネット以前 関心外になりやすい

情報が共有化という部分は、在宅診療の場合、その病気にかかっておられる方のカルテがそれに当たると思います。

カルテを共有できることで、病院を選ばないという選択肢の幅が広がります。

そして今回、薬の受取は薬局に限っていたけど、宅配でもOKという形に変更していきましょうよって事になりました。これはモノと人の移動の制限を取り払った事にもなります。

端的にいえば、本人が移動しなくても受けられるサービスの選択肢が増えるという事で、IT化によって受けられる恩恵の最たるものだと僕は思っています。

身近なところでも同じような変革は起きていますし、まだ起きていない所にも今後その波は訪れると思います。

例えば次のような場面は、構造としては今回の在宅診療のニュースととても似ています。

テレビ会議

オンラインで会議をするテレビ会議というシステムを導入している会社も増えていると思います。

このテレビ会議が実現できているのは、ネットの普及によるものと言っても良いと思います。

情報を共有するという部分は、同じ会社に居たり、同じプロジェクトに参加している時点で当然できている事なのですが、ネットを活用する事でメールやチャットなどのツールによってやりやすくなったとも言えます。

人が移動しないと出来ていた会議が、人が移動しなくてもできるようになったというのも、ネットによって実現できたことの1つです。

オーダーメイドやパーソナルが関係するモノや事

少し広くなりますが、オーダーメイドやパーソナルな情報が必要になるサービスや事業も、ネットのお陰で簡単になりました。

一番身近なところでは、amazonや楽天市場などのオンラインショッピングはその最たる例です。

自分自身のカード情報や住所などを登録する。
そして買い物をする。

仮にその買い物をした店舗が3店舗にわたっていたとしても、3店舗すべてにその都度、個人情報を入力しなくてもいいですよね?

一度入力した個人情報で決済も配送も問題なく実現します。

個人情報を供用する事によって、簡単にネットで買い物が出来ているというのも、ネットの恩恵の1つです。

出会いの場所

男女の出会い、同じ趣味の出会い、同郷の旧友との出会いなど、出会いの場所という観点でもネットが大きな恩恵を与えていると思います。

趣味や嗜好を発信することで、同じ考えを持つ人と出会う事ができますし、ネットだけで「はじめまして」から始まる会話が成立する事も多々あります。

ネット上だけで完結するお互いが楽しめる場所もあれば、ネット発進でのイベントもあったりなど、情報を共有する事で人が移動しなくても出会いを享受できたり、逆に新しい出会いの場所へ行く事もできたりと恩恵が多々あります。

これもネットが起こした変化の1つです。

コスパを上げるための情報共有という考え方

医療費の抑制というのは、税金を効率よく使うための大きなテーマであり、医療費を抑制できるための施策はどんどんやっていこうとなるのは、自然な流れだと思います。

人の健康に関係する事ですので慎重に慎重を期さないといけないのは当然のことながら、それでも、コストダウンにつながるような事は、どんどん積極的にやっていく事が求められている段階に今の日本の医療は差し掛かっていると思います。

今朝のニュースは医療に関する改革についてのものですが、介護などでもどんどん効率化が求められるとも思いますし、そこで大きな役目を果たすのがネットだと思います。

そして、ネットがチカラを発揮するためには、情報を共有し、移動を減らすという2つの軸で効果がある時だと思います。

逆にいえば、移動を減らすための情報共有をどれだけ進められるのかがネットのチカラを最大限活用するためのポイントなのかな・・・とも思います。

そういう視点で政策等を見ていくと、次に来る変革も読めたりするのかもしれません。

そんな事を思った今朝のニュースでした。

 

医療4.0 (第4次産業革命時代の医療)

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