経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

損害と利益。ゴーン氏の拘留期間延長から思うお互いの利益マトリクス

ゴーン氏の拘留期間

その延長のための再逮捕となりました。

www.nikkei.com

シッカリと何が起きたのかを見極めるためという目的もあるでしょうし、拘留していないと、裏でどんな調整をするのかわからないので・・・という監視下に置いておきたいという理由もそこにはあると思います。

検察官は、ゴーン氏が事実を否認していることから、「罪証隠滅のおそれ」があるとして、強く保釈に反対するだろう。

 

news.yahoo.co.jp

ただ、世界的に見れば、弁護士を同伴させない取り調べと拘留延長というやり方に対する反発もあるようです。

国のルールだから!と突っぱねることもできそうですが、それをちゃっちゃうと、他国の非人道的なやり方を否定する事もできない気が僕はするので、多少なりとも他国の考え方には聞く耳をもたなければいけないと思っています。

それとは違った角度で、今回のゴーン氏の疑惑。

会社の私物化と検察のやり方は、広く見れば共通点があるよな・・・とも思ったので、そんな事を書きたいと思います。

 

ゴーン氏の拘留延長に関するマトリクス

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  拘留しない 拘留する
弁護士同伴できない   検察の立場
弁護士同伴できる 海外の感覚 海外の感覚

今回のゴーン氏の交流延長は、今までとはまた別の容疑で逮捕して拘留期間を伸ばしてあれこれ聴取するというもので、いわゆる別件逮捕という見方もできます。

ゴーン氏をとことん追い詰めると言えば言い方が悪いですが、弁護士の邪魔が入らない状況で、裁判で有利な材料を集めるための時間を得るための逮捕であると僕は解釈しています。

その上で、弁護士が同伴しない状況で徹底的に聴取するというやり方は、本当の意味でフェアなやり方なのか?という疑問がなくもありません。

うがった見方をすると、弁護士が同伴できない状況で徹底的に聞き取ることを前提にした逮捕でもあり、拘留期間を延ばすことで精神的な疲弊を起こして、有利な事情を導こうともしているのでは?とも思うのです。

この辺りはドラマに見過ぎだと言われればそれまでだし、実際にどんな状況でどんなことが行われているのかわかりませんから、あくまで憶測でしかないんですけどね。

なんとーなく、弁護士が同伴できない状況を使う事を前提にした戦略を検察は練っていたのでは?と思います。

そういう権利を有しているし、法の下では特に禁止されていないやり方ですからOKなのでしょうが、「弁護士を同伴できない状況が許されている」という事が世界的に見ると非常識なのだとしたら。

アンフェアであっても立場的に有利な材料や状況を活用するという手法は、ゴーン氏も検察も同じなんじゃないかな?と思います。

ゴーン氏も検察も自己に有利な状況で行動をしているのでは?

ゴーン氏は、会社を私物化した事による事への追及で、それそのものはシッカリと明らかにしてほしいと思います。

その上でなぜゴーン氏が追及されるのかとなると会社を私物化したからであって、そうなった理由は、会社の利益とゴーン氏の利益が相反する関係にあった事だと思うのです。

自身の損失を補うために会社の利益を私的流用した事により、会社は利益を損なう結果になっているという、利益の不一致が起きている事が問題だと思います。

そして、法的にそれが本当にアウトなやり方なのかどうかを今追求中だと思います。

検察は、弁護士を同伴させないという状況を活かしてゴーン氏を取り調べをしています。

ゴーン氏にとっては弁護士を同席できないという状況は日本の法の下では当たり前のことなのですが、ゴーン氏に利する事が一切ない状況とも言えるのかな・・・と思うのです。

検察側にしか利が無い状況で事が進むというのは、検察は検察で利益の一人占めの状況を作って物事を進めているという異様な光景でもあるのかなと思ったのですが、まあ、それはそれなのかな・・・。

お互いに利がある状況を作るためのマトリクス

ゴーン氏と検察の関係性もそうですし、ゴーン氏と日産の関係性もそうですが、一方が利になると一方が損をする状況というのは大抵の場合は良くない状況(A・B)と指摘されるのだと思います。

お互いが利する状況の下で物事を運ぶほうがいいと思いますし、それは人間関係の理想のカタチでもある「WIN-WINの関係」(◎)だとも言えるのだと思います。

マトリクスにするとこんな感じですね。

  相手に損害 相手に利益
自己に利益
自己に損害 ×

一方だけが利する状況ではなく双方が利する状況が良いんですよって事なのですが、そのためにはどうすればいいのか・・・という部分がとても難しいのですよね。

そこを追求し続ける事が大切なのだと思いますが、僕は”お互いを包む視点”を作る事がコツなのかな・・・と思っています。

例えば、ゴーンと日産が利益の綱引き状態になったのは、ゴーン氏の中で日産とゴーンの双方にとっても利益という視点が欠けたためだと思っています。

広く言えば、自動車産業の発展のために会社があり、そのために自分がいると思っていれば、会社の利益を横取りするような事は自分にも会社にもメリットがない事だと判断できたんじゃないかな?と思います。

他にも色々な場面でそういう事が当てはまるのかな・・・と思います。

ライバル会社との関係性

ライバル会社との関係性と、お互いの利益や売上を奪い合う存在として見るのか、同じような商品をお客様に提供しながら業界を発展させていこうとする同志でもありライバルとして見るのかで感じ方は変わると思います。

給料を得るためにはライバルを蹴落としてでも売り上げが必要だ!となるかもしれませんが、業界全体が発展すれば自ずと売り上げのチャンスは増えるとみる事も出来ると思います。

また、自社でできない事をライバル会社が出来るなら、そのライバル会社の事をオススメする事も必要な時があるかもしれません。

その瞬間は自社にとってダメージはあるかもしれませんが、中長期的に見れば、お客様の利益に貢献しているので、お客様から信頼や信用を得て先々の評判や利益に繋がるかもしれません。

子供を育てる両親と言う関係性

子は鎹と言いますが、子供という存在は、親としての自分と言う新しい視点を与えてくれると思います。

男として女としてという関係性から、親というニコイチの関係性へと視点を写してくれる事になり、子供のために自分たちはどうすればいいのかという、子供の利益を優先して自分たちのするべき事を考えさせてくれると思うのです。

(あくまで一般論ですよ。両親が居るべきとそういう事ではないですし、子供がいないからダメという事でもありませんよ)

対等な恋愛関係

恋愛の場合、どちらかが常に我慢をして、常に得をするという関係性はいずれ破たんしますよね?

2人で居る事をしあわせで楽しいと感じたり、相手のために今は我慢してみようと譲りあったりしながら、仲を深めていく事になるかと思います。

お互いがしあわせと感じれるという視点を大切にする事で成立していくのが恋愛関係だと思います。

自分がよければ・・ではなく、2人がよければ・・・という1つ上の視点を持って一緒に居る事が大切な一番身近な例かもしれません。

相手に損害を与えて自己の利益を優先させても成立しない

ゴーン氏の事件は会社の私物化というスケールが大きなもののようではありますが、自分の利益を優先して相手に損害を与えるというのは、WIN-LOSEの関係という人間関係がダメになるというケースに当てはまります。

つまり、身近にある”自分がよければ”という人が孤立していく話と構造的には似ていると僕は感じています。

そこに第三者が入って、ちゃんと白黒つけましょうよって言っているのが今のゴーン氏と検察の関係で、身近な問題の時にはそれが親だったり、友達だったり、上司だったりするのだと思います。

つまりは、相手に損害を与えてまで自己の利益を優先させてはダメだよって事であり、それを避けるためには、お互いにとっての利益とは何かを考えて見出すための”1つ上の視点”が大切なんじゃないかな・・・?

そんな事を思った今朝の日経新聞でした。

しかし・・・どえらい大きな金をこれだけ動かして、今まで隠せていたのが凄いですよね。

 

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