経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

安定と成長。世界の社債安値傾向とスプレッド上昇傾向から見る景気の不安マトリクス

社債と国債

お金に余裕がある方か、大きな会社の方にしか縁がない言葉かもしれません。(僕は今のところ縁がありません・・・)

その社債の価格が世界的に下落傾向にあるようです。

www.nikkei.com

その上、社債利回りが上昇しているため、これはちょっと危険だぞ・・・という雰囲気が漂い始めています。

つまりはこういうことです。

会社がお金を獲得するための債券を発行しても、その社債に対する買い手がつかないので、社債の値段が下がっている。

それでも買い手がつかないので、社債を持っている人に支払う利息の利率を上げてみるのだけど、それでも買い手がつかない。

そんな悪循環が生まれているようです。

それはつまり、今後の世界的な景気を踏まえると、社債を買うよりも国債を買ったほうが良いよね、信頼できるし・・・という想いがあるそうです。

 

社債と国債の関係マトリクス

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社債の価格が減ってきているという事と、社債の利率が上昇していること。

それは投資家が社債を買う事にリスクが伴うと判断しているという考え方が反映されています。

社債の値動きと国債との関係性を見ていくとわかりやすくなるのですが、ちょっと複雑な話になりそうなのでマトリクスにまとめるとこうなります。

  上乗せ金利が低い 上乗せ金利が高い
社債価格が上昇    
社債価格が下落  

社債利回りと国債利回りの差を上乗せ金利(スプレッド)と言います。

スプレッド - Wikipedia

国債を買うよりも社債を買うほうが利息が多く貰えるので利回りを期待して買う投資家がいます。

特に、会社の信用力が低いほど上乗せ金利は大きくなります。
言い方を変えると、倒産する可能性がある会社ほど、社債の利回りを大きくしないと買い手がつきにくいということでもあります。

それでも、買い手がつかない場合、さらに社債の価格が下がります。

さらに買い手がつかないと、利回りを大きくして・・・という悪循環が生まれます。

その社債を世界的に調べてみると、どうも悪循環しているのではないのか?という見方ができるようです。

攻めの時期と守りの時期

投資にも攻める時期と守る時期があるのだと思います。

攻める時期とは、これからどんどん株価が上がっていきそうな局面にある時です。
景気がよくなりそうなので、リスクが多少ある投資に手を出しても大丈夫だろう!という時期です。

守る時期とは、これからの景気の見通しがあまり明るくない。

だから、リスクのある投資からリスクのない投資へと切り替えていこうとする動きが増えます。

そのリスクのない投資の代表格が国債です。

利息は低いですが、国の債権が破たんするという事はそう簡単には起きませんから、国債を買っておけば確実に利回りを確保できるし、投資金がパーになる事もありません。

だから、国債に投資のお金が流れているのか、他の投資に流れているのかというお金の流れを見ることで、投資家が未来をどう読んでいるのかを知る事ができるという考え方があり、今朝の記事は、投資家は未来をやや悲観的に捉えはじめたというものでした。

お金と世の中の流れのマトリクス

お金とは信用であると、お金持ちの方がよく口にしています。
信用がある人の所にお金があつまる!と。

人に限らず、お金というものが信用を好むのかもしれません。
これは逆にいえば、お金は不安を嫌うということなのかもしれません。

そんな風にお金の性質を基にして世の中を見ると、今の世の中はどちらを志向する人が多いのかを知る事ができるかもしれません。

それをギュッとマトリクスにまとめたものが次のものです。

  成長を重視しない 成長を重視する
安定を重視する 景気が悪い  
安定を重視しない   景気が良い

安定のある所にお金が流れているのか、成長のある所にお金が流れようとしているのか。

極端にいえば、そんな見方ができるのかな・・・と思うのです。

例えば、景気が良い時は、世の中が大きく成長をしている時期です。
だから、お金はこれから成長しそうな所へと移動していきます。

ところが不景気になると、どの分野も成長が見込めませんから、安定している所へとお金が流れていくのだと思います。

安定と成長の間をお金は行ったり来たりしているのではないだろうか・・・そう思うのです。

世界の景気はマイナス方向に行っているのかもしれない

社債やら国債やらの債権。

僕がとんと苦手としている分野の記事ですので、内容が薄い癖に、書いている本人はとても苦労してここまで書いています。

そんな僕が言いたい事は、国債にお金が流れ始めたら投資家はリスクを警戒しているぞ!って事なのですが、それを言葉で丁寧に説明するには言葉を知らなさすぎて、本当に難儀しています。

先日の日経の一面にも、景気は横ばい傾向になるという見通しをしている社長が増えたとありました。

米中の関係が悪化しつつあり、中国の国内景気も元気がなく・・・と景気にとってマイナス材料がここにきて噴出してきていますので、もしかしたら、景気は後退していっていると見たほうがいいのかもしれません。

そう言えば、いざなぎ景気越えと政府はとても前向きな発表を先日していましたね。

www.nikkei.com

世界的に景気がマイナス方向に向かいつつあるのに、日本だけ景気が良い感じだよ!って発表をしている違和感・・・。

この違和感を感じ取るためにも、新聞を読んで、自分の頭で自分なりに考えて整理してみるという工程が大切なんだろうな・・・と感じる昨今です。

だからみんな、新聞読もうよ!

よし、なんとか着地できたぞ!足首ぐねってる感はありますが・・・。

というわけで、最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。

 

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