経済ニュースまとめ録

日本経済新聞の一面をマトリクス形式でまとめて整理

無人コンビニでレジ決済の次に何を自動化するのか考察マトリクス

どこにでもコンビニがある。
そんな環境になりつつある日本ですよね。

一昔前を思うと、本当に快適で便利になったなとつくづく思いますが、その快適さや便利さの裏には、頑張ってくれている人がいるお蔭でもあります。

その頑張ってくれる人そのものが不足すると言う人手不足の状況がハンパないというのが今の日本。

その解決の一助として、無人コンビニという動きがさらに加速しそうです。

www.nikkei.com

更に便利になるのは確かだと思うのですが、同時にこのあたりはどう対応していくんだろう・・・、もしかして、ここが本丸なんじゃないか?と思った事の備忘録的記事です。

 

人手が欠かせない業務が生産性を低くしていた

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日本は小売りやサービス業の生産性が低いという稀有な国なのだそうです。

数字で表れない部分の対応をしているからこそ、そういう事も起こるんじゃないのかな?と思いますし、もっと分業していけばいいのですが、人手不足も手伝って、生産性を向上させるのが難しいということ。

それならなるべく人手を使わない方向にシフトしていこうぜ!ってことで、無人コンビニという動きであり、先ずはレジ業務の完全自動化を目指そう、必要な技術は揃ってきているのだから・・・というのが今日の日経の一面記事でした。

ただ、記事内にはこんな一文が。

商品の発注や陳列は従来通り店員が担うが、レジ業務をなくすことで、最低2~3人必要だった店員を終日1人にできる。

発注や陳列は従来通りに店員が担う・・・のか。
そこも自動対応できないのかな?

いや。

そこも自動化するつもりでのレジの自動化ではないのか?

コンビニの次の自動対応化マトリクス

無人コンビニを実現する手始めとして会計(レジ)の部分から着手している。
発注や陳列は人手で対応するとのこと。

その現在の方針をマトリクスにすると、こんな感じになると思います。

  手動 自動
会計 今までのやり方 これから進める
発注 今のやり方 従来通り

会計部分が手動対応だったものを、これからは自動対応を推進していくぞ!というのが、今のコンビニに方針。

では発注業務は自動対応にしていかないのかな?
将来的にはこの部分も自動対応をしていくとしたら、何が不足しているのだろう?

そこを考える上で、発注業務を簡単なマトリクスにすると、こうなります。

  発注しない 発注する
売れた 売れたけどもう止めよう 売れたので発注しよう
売れそう 売れそうだけど様子を見よう 売れそうだから発注しよう
売れない 売れないから発注しない ・・・するかな?

売れないものの扱い方は「発注しない」もしくは「様子を見る」なので、実質的には発注業務の範囲外と言っていいかな・・・と思います。

残るは、売れた商品と売れそうな商品をどうするのか、です。
そのいずれも、仮説によって判断する部分があります(下線部分)

発注業務の中で、売れたので発注するという補充発注は6つの発注パターンの中の1つでしかなく、3つの発注ケースには何らかの仮説が入った判断になっています。

その事からも、発注業務は仮説がメインと言ってもいいぐらいです。

だからこそ人手が必要だともいえます。
人が考えて、予測して、仮説を立てるという業務が必要になりますからね。

だからこそ、仮説が当たるのか当たらないのかというムラも出ると思います。

それなら発注を自動化出来ないのかな・・・と思うのです。

それも生産性の向上になるんじゃないのか?と。

だとしたら、何が揃えば自動化できるのか・・・と考えると、会計部分の自動化は、すでに発注業務の自動化への入り口なのかなとも思うんです。

コンビニ業務の発注自動化に欠かせないと思われるポイント

発注業務を自動化できないのだとしたら、何が足りないのか。

不足を補充するレベルの発注なら自動化できるだろうけど、不足の補充ではなく、売れそうだな・・・と思う何かを総合的に判断して発注するためには、何が必要なのか・・・って考えると、多分、こうなるのかな。

誰がいつ何をどれだけ買ったのか

amazonは、個人の買い物データこそが財産だと言っているぐらいに、個人の購買履歴データを大切にしています。

どのような人が何を買ったのかが分かれば、提案をしやすくなる。

その発想の現れとして、amazonのTOPページは、個人の購入履歴に合わせた表示内容になっています。

コンビニもこれと同じ事を実現しようとしているのではないだろうか。

そうだとするなら、コンビニの発注業務の自動化に足りないのは、誰が何をいつ、どれだけ買ったのかという正確なデータ。

今もデータを取っているとは思うけど、比較的フワッとしていると思う。
男性なのか女性なのか、いくつぐらいなのか・・・みたいな。

Aさんは何月何日に何をどれぐらい買う人なのかというサイクルが把握できるレベルでのデータはないはず。

そこを知るためには、今の手打ちのレジ会計では難しい。
でも、自動会計にしてしまえば、購入履歴を把握できる。

そのデータがストックされれば、いきつけの定食屋のおばさんのように「あんたの好きなあれ、入ってるよ」って品ぞろえをコンビニでも実現できるのではないかな・・・。

発注予測のムラを失くす事も生産性の向上

生産性を上げるというテーマでコンビニを捉えるなら、お客さんが買わずに居られない陳列にする事も重要なテーマだと思います。

レジを自動化することで人手不足問題から距離を置く事はできますが、イコール売り上げが伸びるという事ではないと思います。

むしろ、レジを自動化することによる客離れも多少あると思いますので(機械が苦手な層など)、画期的に生産性が伸びるとは僕の感覚では思えません。

売上を伸ばすなら、より的確な商品陳列が不可欠で、それを実現するには今はまだ人のチカラに頼らざるを得ない。

でも、人のチカラだと、どうしてもムラがでると思います。
仮説が当たることもあれば外れる事もあり。

そのムラを失くすためには、人の勘だけではなく、精度の高くて裏付けのあるデータに基づいた売れ行き予測のようなものを建てられる機械(AI)の存在が欠かせないんじゃないかな・・・と思います。

そこを見越して、先ずはデータ集めの一環としてのレジの自動化って事もあるんじゃないかな?と。

違う面では、海外からのお客さんは自動決済が主流なのでその対応のためだったり、爆発的にお客さんが来店しても無人コンビニなら対応しやすいなどなど、他のメリットもありますが、それだけじゃないだろうな・・・とふと思った次第です。

そんな風に考えているのですが、無人コンビニが日本の生産性を押し上げる事に繋がってくれればいいですね。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
少しでも、あなたのお時間を無駄にしないような内容であったのなら、嬉しく思います。

 

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